どうもこんにちは、藤枝です😁
皆さん、ケトン体ってご存じですか?
「常識じゃないですか👍」
というあなた。
さてはダイエットをしていますね。
ケトン体は糖質制限ダイエットをしていると
体内で発生する物質です。
人体に無害ですが
特有の酸っぱいニオイがするので
ダイエットをしている人は特有の
ダイエット臭👃
がするそうです。
僕もまさにダイエット中なので
もしかするとケトン臭がしているかも。
どうかおおめに見てください。
でも耐えきれないケトン臭なら
我慢しないで教えてください。
悲しみに暮れながら
ファブリーズでも振りかけて授業します🔫
![消臭剤・芳香剤のスプレーのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや](https://3.bp.blogspot.com/-A7oDAMh9SKc/VkxMB5fNY8I/AAAAAAAA0s0/fCCDS5X2Gpg/s800/syousyuzai_spray.png)
生物基礎 × ダイエット
ダイエットをすると
なぜケトン体が発生するのか。
これまで特に気にしていなかったのですが
先日、【生物基礎】の勉強をしていて
「なるほど😲!」
と深々と理解できたので
メモ代わりにこのブログに書いておきます。
関わりのある呼吸と光合成のところは
生物基礎の序盤の山場です。
ちょっと長いけど
高1のみなさんは読んでほしいな。
まず「同化」と「異化」についてです。
同化とは
「単純な物質」を合成して「複雑な物質」を作ること。
同化をするためには
外部からエネルギーをもらう必要があります。
物質同士をくっつけるためには
エネルギーが必要なんですね。
異化とは
「複雑な物質」を分解して「単純な物質」にすること。
物質を分解すると
同化で使っていたエネルギーが解放され
そのエネルギーを自由に使えるようになります。
![身体の合成と分解、同化と異化とは? | 星名接骨院](https://c1.staticflickr.com/3/2583/32571291960_c60d5983d3_o.jpg)
次に光合成と呼吸です。
光合成は
光エネルギーを利用して
水(H2O)と二酸化炭素(CO2)を合成して
グルコース(H6C12O6)を作ることが目的。
水と二酸化炭素という単純なものを
エネルギーを利用して複雑なものに合成する。
光合成は同化の一種なわけです。
![](https://suttujuku.com/wp-content/uploads/2020/06/image-2-1024x312.png)
その一方で
呼吸は
光合成で出来た
グルコース(H6C12O6)を分解して
水(H2O)と二酸化炭素(CO2)にすることで
エネルギーを生み出すために行われます。
グルコースという「複雑なもの」を
水や二酸化炭素という「単純なもの」にする
その際にエネルギーが発生するわけです。
そういう意味で呼吸は異化の仲間。
異化で生み出したエネルギーを使って
植物は生きているわけです。
植物は呼吸(=異化)をしなければ
エネルギーが足りず生きていけません。
これは動物も同じです。
![](https://suttujuku.com/wp-content/uploads/2020/06/image-3-1024x310.png)
人間はどうやって生きてるの?
ここまで主に植物の話でした。
人間は光合成をできないため
自力でグルコースを作ることができません。
でもグルコースがないと
呼吸でエネルギーを生み出すことができず
生きていくことができません。
じゃあどうするのかというと
食べる🍔🥞🍛
わけです。
人間の主食はご飯やパン、麺類などの
炭水化物という仲間です。
これらは体内での消化で
ブドウ糖(≒グルコース)となります。
要するに
炭水化物と砂糖とグルコースはほぼ同じもの。
我々がご飯(お米)を食べる行為は
砂糖を食べている
のと大して変わらないわけです。
ちなみに僕は現在、ランチタイム。
ベーカリー寿のメロンパン🍈を食べながら
このブログを書いています。
パンに砂糖がかけてあるわけですから
砂糖に砂糖を振りかけて
食べている
ようなものでダイエット中に
決して食べてはいけないものの1つです。
残さず食べますけど。
……ちょっと話が脱線しましたが
とにかく人間は光合成をしない代わりに
炭水化物を食べて生きているわけです。
糖質制限ダイエットの場合
炭水化物をできるだけ食べません。
本気でやる人は本当にぜんぜん食べません。
そうなるとグルコースが補充されないわけで
呼吸による異化でエネルギーが作れません。
じゃあどうするのか。
グルコースの代わりに
体脂肪を異化する🍖
わけです。
化学基礎の授業でも
脂肪の化学式なんて出てきませんが
実は脂肪の化学式は
CnHmCOOH
で表されます。
n や m に入る数字は
脂肪の種類によって異なりますが
要するに
脂肪はCとOとHで
出来ている
ということになります。
これって構成として
グルコース(C6H12O6)と同じです。
つまり体脂肪は
グルコースの代わりに
異化されることができる
ということです。
実際、グルコースが足りない場合
体は脂肪を異化してエネルギーを得ます。
糖質制限ダイエットで痩せるメカニズムって
こんな感じだったのですね。
で、最後にケトン体ですが。
グルコースを異化してできる副産物は
水と二酸化炭素ですが
脂肪を異化するとどうなるのか。
脂肪を異化すると
グルコースの異化とは違い
アセト酢酸
b-ヒドロキシ酪酸
アセトン
などというよく分からない物質が発生します。
面倒なので化学式は書きませんが
当然全部CとHとOでできています。
ケトン体ってこれらの総称だそうです。
なるほどね。
糖質制限ダイエットでケトン体が出るのは
グルコースの代わりに
脂肪を異化するからなのですね。
![ケトン体(けとんたい)とは - コトバンク](https://kotobank.jp/image/dictionary/kagakujiten2/media/10-02-0018-01.jpg)
そんなわけで今日は
生物基礎とダイエットを絡めた記事を
書いてみました。
難しい話なので
後半は理解する必要ゼロです。
でも高1の皆さんは
光合成と呼吸の仕組みは覚えておくように。
本気で、テストに出ますよ。
以上、ダイエット中なのに
メロンパンをばっちり食べきった
藤枝がお送りしました。
Act before thinking!
痩せるためには知識より行動…なんでしょうね。