秋だから、というわけでもないですが、最近は意識して本を読む時間を取るようにしている松坂です。

今月はシルバーウィークもあり、特に一冊ずつじっくり読めたことと、読んで良かった!と思う本に立て続けに出会えたので、この場を借りて少しだけシェアさせて頂きます。

今月は3冊読みました! ラインナップは以下の通り↓

・「ナナメの夕暮れ」 (← 皆さんご存じ、お笑いコンビ「オードリー」若林さんのエッセイ集!)
  著:若林 正恭

・「月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった」
  著:川代 紗生

・「容疑者Xの献身」
  著:東野 圭吾

自己啓発本とかビジネス書とかを読んでいても、

読むごとに「もっと〇〇すべき」という意識が増えるばかりで少し疲れてしまったので、

最近は、あまりそういう主張の強くない、小説とエッセイに絞って読んでいます。

今まであまり読んでこなかった「エッセイ」というものを探していた時に出会ったのが、若林さんの「ナナメの夕暮れ」でした。

自分以外の他人が何を考えているかって、仲の良い友達であっても意外と分からなかったりするものです。

その点、自分の感じたことをひたすら文字にしたエッセイは、著者の頭の中・心の中を覗き込めるようなものなので、読んでいてとても面白かったです。

2冊目の「月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった」、こちらは小説です。

小説というのも、フィクションではあっても、登場人物の気持ちや感じたことなどが文字で表現されているので、他人の感情を理解する力が養われるそうです。

本を読んでいると、ときどき、宝物のように胸の内にしまっておきたいような、魅力的な文章に出会うことがあります。今回もそんな出会いがありました。

「この世界から置いていかれそうになったとき、そっと手をつないで、一緒にいるよと言ってくれる人を家族だと、呼ぶのなら」
「僕にとっての家族は、結城さんと、雨宮さんです」

いきなりこれだけ読んでも感動しないとは思いますが、文脈の中でこうした文章と出会ったときの感動は何物にも代え難いものです。僕が本を読み続ける理由も、そこにあるのかもしれません。

3冊目は、小説家としては説明が要らないほど有名な東野圭吾さんの作品の中でも、直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」。

今年7月末に東野さんが亡くなったというニュースを見て、今まであまり読んでこなかったので予め購入しておいたものでした。

9月に入ってから読み始め、塾の授業の中でも本を読んでいそうな生徒に「今、東野さんの本を読んでるんだ」という話をすると、中3の生徒のうち2人も、同じタイミングで東野さんの作品を読んでいることが判明!なんとなく嬉しくなりました。

今まで、ミステリー小説はほとんど読んだことが無かったのですが、「先の展開が読めないけど読み進める」という経験が、生きていく上でメンタルにも良い影響を及ぼすようで、何か一冊読んでみようと思っていたところでした。

終盤、「これでもう終わりかな」と思ったところから、見事などんでん返しを味わい、衝撃を受けた状態で本を読み終えました。

どの本にも、読む前には予想もしていなかった魅力があり、とても面白かったです。

ここまで書いたように、読書には様々な魅力・効果があるため、授業の中でも僕は定期的に

「勉強も大事だけど、読書も同じくらい大事だよ」

と伝えるようにしています。

生徒たちには、本もたくさん読んで、「生きる力」を磨いてほしいと思います。

僕も、磨き続けます。