こんにちは!寿都町公設民営塾です。
今日は、勉強する上で大事な「記憶」の仕組みとコツについて解説します。
「先週あんなに頑張ったのに、ほとんど覚えてない…」
そんな経験、誰にでもありますよね。
でもその悩み、記憶の仕組みを知らないまま勉強しているせいかもしれません。
知っていると勉強の効率がグッと上がる大事な話がいくつかあるので、ぜひ最後まで読んで、今後の勉強に活かしてください☺️
記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類がある
まず知ってほしいのは、記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があるということ。
短期記憶は、その場限りの小さなメモのようなもの。
短い時間覚えておくことはできるけど、使い終わるとすぐに消えてしまいます。
例えば初めて会った人の名前。
その場では覚えたような気になっていても、家に帰ってから思い出そうとすると「あれ?なんだっけ?」となる感じです。
覚えていられる時間も短く、覚えられる量にも限りがあります。

長期記憶は、情報がずっと残る、大きな倉庫のようなもの。
自分や家族の名前、九九は思い出そうと思わなくても思い出せますよね。
また、自分の家の中なら、目をつぶっていてもある程度歩き回れるでしょう。部屋がどう並んでいるか、どこに何が置いてあるか、だいたい覚えてしまっているからです。

勉強というのは、知識を「長期記憶」の倉庫に入れるゲームです。
ここに知識を移せたら「勝ち」です。
新しい情報は、まず「短期記憶」に入る
ここが大事なポイントです。
新しく覚えたことは、いきなり長期記憶にはなりません。どんな知識も、まずは短期記憶という「入り口」に入ります。
しかも、ある研究によれば、せっかく頑張って覚えた知識も、
- 1時間で約40%を忘れる
- 24時間後にはその約70%を忘れる
とも言われています。

「頑張って覚えても忘れちゃう」は、実はみんなそうなんです。
じゃあ、どうしたら長期記憶の倉庫に移せるのか。コツを3つ紹介します。
長期記憶に移す3つのコツ
コツ1:くり返す(反復)
いちばん基本になるのは、とにかく「くり返す」ことです。
新しい知識もすぐに忘れてしまうと書きましたが、同じ情報がもう一度入ってくると、一回目よりも忘れにくくなっています。だから、忘れること自体はムダではありません。
つまり、
- すぐに忘れちゃうと分かっているけど、まず1回、頑張って覚える
- しばらく経ってから、もう一度覚える
こうやって勉強することで、新しい知識を少しずつ「長期記憶の倉庫」に移すことができます。
長期記憶に移るまで繰り返せば、どんな知識も必ず覚えられます。
辞書や教科書で調べたことは、必ず文字でメモを残しましょう。調べて「なるほど」と思っても、メモがないと思い出す材料がないので、長期記憶にならないまま消えていってしまいます。
メモを残して、後でもう一度チラッと見る。これだけでも、記憶への残り方が段違いです。
コツ2:ほかの知識や感情と「結びつける」
勉強の話はすぐに忘れてしまうのに、好きなマンガやアニメに新しいキャラクターが出てくると、ちゃんと覚えていられますよね?なぜでしょうか。
それは、キャラの名前だけでなく、「主人公とはどんな関係なのか」「どんな性格か」「どんな見た目か」「ストーリーのどんな場面で出てきたのか」という、いろいろな他の情報とセットで覚えるからです。
ひと目見て「かっこいい!」とか「かわいい!」と感じたなら、その感情ともセットで脳に入ってきます。
知識を一つだけ覚えようとしてもすぐに忘れてしまいますが、
すでに覚えていることと結びつけたり、感情と結びつけたりすると、はるかに記憶に残りやすくなります。
コツ3:説明してみる
インプットしたら、「人に教えるつもりで説明してみる」のもとても有効です。
覚えたことを、見たまま・聞いたままではなく、自分の言葉で言い直してみてください。
友達に教えるつもりで話してみる。家族に話してみる。
実際に声を出さなくても、心のなかで話すだけでもOKです。
やってみると、説明しようとするだけで、頭で一生懸命考えます。この作業だけでも知識をより深く理解させ、長期記憶へと運ぶパワーになります。
また、スラスラ説明できるところと、「あれ、うまく説明できないぞ?」というところがはっきり分かれます。その「うまく言えない部分」が見つかるだけでも、大きな進歩です。
まとめ
- 記憶には「短期記憶」と「長期記憶」の2種類がある
- 新しい情報は、まずは短期記憶に入る。そのまま放っておくと消えてしまう
- 長期記憶にしまうコツは3つ
- くり返す(時間をあけて)
- ほかの知識や感情と結びつける
- 自分の言葉で説明してみる
記憶の仕組みを理解しただけでも、今後の勉強の効率は上がります。
今日からぜひ、どれか一つだけでもいいので、「コツ」を意識してみてください。
同じ勉強時間でも、覚えられる量が増えるはずです。




