こんにちは、阿比留です。
某日。いつものようになぞなぞに勤しむKくんとRくん。
(2人は自他ともに認めるなぞなぞガチ勢🔥🔥🔥)
脳トレの第2問を考えています。
![](https://suttujuku.com/wp-content/uploads/2023/03/ねこかめ.jpg)
すでに連立方程式を習っている中2のKくんは、
テーブルの高さを xcm、ねこの身長をacm、かめの身長をbcmとして、
連立方程式を作ってこの問題を解いていました。
![](https://suttujuku.com/wp-content/uploads/2023/03/20230303203001771_page-0001-コピー.jpg)
それぞれの図から式を2つ作って、
2つの式を足すと(加減法)、
ちょうどaとbが消え、x だけの式になります。
計算から、テーブルの高さは130cmということが分かりました。
実はこの問題、連立方程式を使わなくても、
小学校で習う知識だけで解けるようになっているんです。
模範解答はこちら。
![](https://suttujuku.com/wp-content/uploads/2023/03/20230303203001771_page-0001.jpg)
この図を縦に並べると、
下のねこの上部から、上のねこの上部までが260cmとなり、
これはちょうどテーブル2つ分の高さになりますので、
テーブル1つの高さは130cm と分かります。
Kくんのやり方と模範解答、
実はもとになる考え方は同じなのです。
連立方程式の「加減法」というのは、
2つの式の共通部分を抜き出すことで、
残りの部分から解を求めるやり方です。
模範解答では、図を縦に並べることで、
ねことかめの高さが消え、
テーブル2つ分の高さだけが残るので、
答えを求めることができました。
数学の応用問題は、
センスでしょ!とか、ひらめかないから解けない…という声を聞きます。
最初は公式丸暗記でも、解法丸暗記でも大丈夫。
というか、それを繰り返すことで体に染み込んでいくものだと思います。
そうして、何度も何度も繰り返して、
「やり方は覚えた!解けるようになった!」という子は、
なぜそうなるのかを考えてみると、一歩先のレベルに進めるかもしれません。
(教科書には、公式の仕組みまで書いてあります!)
そして、一見暇つぶしのようにも見えるなぞなぞ・脳トレにも、
勉強につながる深~い意味が含まれていることを知ってもらえたら嬉しいです🙌