「将来どんな学部・学科に進もう?」 「将来どんな仕事をしよう?」🧐❓
迷っている方も迷っていない方も、知って得する学問案内をシリーズでお届けします!👍
第三弾は「工学」です💻📈📊
以前、「海洋学」の記事では「海洋工学」について触れました。
これは「海洋学」という学問と「工学」という学問の2つにまたがっています。
では、「工学」という学問の全体像はどんなものなのか。
生徒さんに「工学」にどのようなイメージがあるのか聞いてみると……
高3 Yくん 「ロボットとかじゃないですか?」
高3 Kくん 「わかりやすいのはロボットですよね、ロボコンとか」
▼ ふたりで顔を見合わせながら答えるYくん・Kくん
このように、いま最も多いのが「ロボット」のイメージ。
やはり機械工学・情報工学の技術を競い合うロボットコンクール(通称:ロボコン)は魅力的ですよね。
Kくんは他に防災、Yくんは他にプログラミングの例も挙げてくれました。
そんな中、
高1 Yちゃん 「建築も含まれるんですよね?レンガ造りの建物が好きです。」
こんな嬉しい意見も!
▼ 高1 Yちゃん。 レンガ建築は奥が深いですよね!
あまり意識されないことですが、建築学・造形学というのも工学分野と重なっているのです🏠🏢
では、今回も軽く工学の概要をご紹介します。
「工学」はおおまかに分けて、
①工業製品から日用品・医療機器や建築、バイオテクノロジーなどの幅広いものづくりを研究するもの
(機械工学・人間工学・医用工学・建築学・自動車工学・生物工学・遺伝子工学 etc…)
電化製品はもちろん、使いやすいハサミや椅子、乗り物、医療機器、さらには生物のつくり。
つくることから分解すること、組み合わせることまで幅広く学んでいきます。
②電気をはじめエネルギーの生産や循環を考えたり、効率的な使い方を産業や生活に活かすもの
(エネルギー工学・電気工学・産業工学 etc…)
エネルギーの生成・運用だけではなく、製品の生産・流通の効率化にも繋がっています。
③情報機器のハードウェアからソフトウェア・ネットワークの構築を研究するもの
(機械工学・情報工学 etc…)
ロボットやPCの組み立てやソフトウェアの開発・情報通信技術、最近話題の人工知能の研究など。
生徒さんたちのイメージする「工学」に一番近いものですね。
④宇宙や海洋をはじめ様々な環境で使用する技術や機器の製作などを研究するもの
(宇宙工学・地球工学・海洋工学 etc…)
宇宙開発や海洋開発など、まだまだ謎に満ちた領域の探索に必要な技術の研究をしていきます。
⑤環境保全や科学技術の生態系への影響、人間社会との共生について考えるもの
(環境工学・防災工学・エネルギー工学 etc…)
SDGsに代表される環境問題・社会問題や災害問題について解決方法を研究していきます。
「工学」というのは人間の積み上げてきた、
「ものづくり」や「力・情報の伝達技術」の長い歴史の上にあることがわかりますね。
寿都の風景にも長い「工学」の歴史が培った技術が詰まっています。
▼ 「だし風」と呼ばれる寿都の強い風をエネルギーに変換!
以上、今回は「工学」のご紹介でした!
詳しい情報は自習室の学部案内なども参考にしてみてくださいね📚✨
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